劇団ワンツーワークス (OneTwo-WORKS) 古城十忍の演劇

誰も見たことのない場所
■公演データ
[主催] 栃木市・栃木県
[共催] 栃木県・栃木県自殺対策連絡協議会・(財)栃木県精神衛生協会
[日時] 2011年9月3日(土)13:30~16:30
[会場] 栃木市栃木文化会館 大ホール
[進行] 13時30分 開会・主催者挨拶                       
      13時40分 演劇『誰も見たことのない場所』
      15時50分 アフタートーク
■観客動員
 
観客動員数 420名
■アフタートーク
「取材から見えてきた自殺の現実」
古城十忍×奥村洋治×関谷美香子   司会 大川 いずみ
■アンケートに寄せられた声
  • なかなか解ってもらえない心理を、一般の方自殺に関わったことのないかたにも、少しは訴えることが出来たと思った。ありがとうございます。
  • 様々な視点から自殺と向き合うことができた。ドキュメンタリーシアターという演劇の形式が新鮮でテーマとマッチしていた。
  • とても考えさせられる内容でした。今日見たことを伝えたいなと思いました。
    一人でも多くの方に、このようなことが起きないように家族や友達、周りの人が見る・見守ること、気づきが大切だと思う。なのでもっと多くの人に観てもらいたい内容でした。
  • 私も仕事柄、自殺に関わったことが何度もあるので、何度もうなづける場面がありました。当事者と真実の言葉を元につくられたドキュメントなので、伝わるのだなと実感しました。
  • 自殺と一言で言えば簡単に終わってしまうが、そこに関わるすべての人が様々な思いを持っていることがリアルに伝わりました。
  • 劇中にもあったが、お金のことで自殺を考える人が多いと思う。だからこそ自殺対策普及啓発事業として、お金の解決方法を詳しくわかるようにしてほしい。
  • 自殺についていろいろと考えました。精神科に勤務していますが、自殺企図の方は何人かお会いしてます。劇中にでた「あさひの会」のような会がもっと設置され、周りに知られることは大切だと思います。同じ気持ちの人がいるということは心強いです。
  • 問題になっていても口に出せない。何らかのきっかけで変わればいい。とても素敵な作品でした。多くの人に観てもらいたい。
  • 本当に自殺について語れる場所がないと思う。だから一人になって苦しむのではないかと思った。ときどき自分とかぶり気分が悪くなった。
  • 実際に自殺に関係した方の声は胸にささりました。自殺は個人ではなく社会全体で受け止めなければならないことだと思いました。こういう普及啓発事業はもっとやってほしい。
  • 自分の気持ちを正直に話せる場所をつくってほしい。
  • 自殺した人の周りの人たちの心や思いが聞けた気がした。周りの人たちへのケアのあり方、関わり方に、多少の道が見えた気がした。
  • 舞台(生の演技)表現のため緊迫感と身近さを感じた。自殺者、遺族者などいろんな立場から考える機会になった。
  • ドキュメンタリーシアターが初めてであったが、大変面白かった。自殺をタブー視しないことや、語り合える場所の存在が必要だと感じた。共有体験がキーワードになるなと思った。
  • とても分かりやすく、自分の中にあったいくつかの疑問点も解けたような、希望の光が見えてきた感があり、よかった。演技力に感心した。人物それぞれがはっきりくっきりしていて、勇気をいただきました。ありがとうございました。
  • 場面がいろいろ変わってわかりにくいところがあった。
  • ドキュメンタリーシアターなので、実際の言葉、言葉にリアリティーがあり、共感できる部分が多かった。多くの言葉が聞け、しかも多くの言葉が心に残った。
  • 生で演劇を観たことがなかったので迫力がすごかった。実際に自殺したいと思っている人が会場にいたら思いとどまると思った。
  • ドキュメンタリーシアターという実際に関わった人たちの言葉を聞き、それを演劇にするという大変な作業をしていてすごかった。しかも自殺という難しいものに取り組んでいてすごかった。素晴らしい演劇だったと思います。
  • 生の声(取材)を劇にしていることが良いと思う。
  • もう少し短くして中高生にも観てもらいたいものだと思う。社会人、大人になったとき少しでも自殺を防ぐものになると思う。心に残る。
  • 自殺というものに思い悩んでいる人は多方面にわたりたくさんいる。自殺者本人よりもそれに関わるかたの心のケアも必要だと思った。
    「自殺について話をする場所がない」いつも感じていた。同じ思いを持っている人はたくさんいるんだろうなと思った。
  • いとこの告別式の時に、亡くなったいとこの母親が言っていた言葉と同じこと役者の方が言っていた。自分も時々、自殺をしたいと思うときがあう。自殺を考えていた人もいるし、自殺をした人もいた。好きな人には死んでほしくない、生きていてほしい。
  • 自殺とは何か、なぜ自殺に至るのかの表現が伝わってくるので考えさせられる。映画にはない心の救いが伝わってくる。
  • 自殺した人の家族、身近な人の考えは、そのひとにしか分からない言葉、おもいがあると思います。なかなかその言葉、おもいはわからないが、今回の舞台を観たことで深い思いに少し触れられた気がした。何が出来るのか考えたい。
  • 現在色々な方々から相談を受けているので参考にしたい。自殺をここまで真剣に表現できていて、理解できるドキュメンタリーでした。
  • 自殺は、自分には関係ないと思っていましたが、深く考えさせられました。中高生にもぜひ、見せてください。
    (栃木市自殺対策演劇公演)